大根踊りは『青山ほとり』とは?歴史や歌詞の意味は?、どうして大根なの?

大根踊りは、東京農業大学の応援名物のひとつです。
大学間対抗戦の応援時やイベントに披露させる演技なので、これまた迫力満点のものだそうでです。

この踊りのきっかけは、大学の学園祭に多くのお客さんを呼ぶために踊ったものだそうです。

今日は、そんな大根踊りについて、あれこれ調べてみました。

大根踊りと『青山ほとり』の関係について

大根踊りは、東京農業大学のシンボルともいえる踊りです。

農大の応援団が、大根をもって歌いながら応援に興じることから『大根踊り』と世間にはしられています。

そして、その踊りとセットとなるのが応援歌というものですが、それが『青山ほとり』という
応援歌です。

青山ほとり とは?

応援歌・青山ほとりは、1923年当時農大の学生だった市山正輝によって作詞作曲されました。

今から何と90年以上も昔の事なんですね。

この『青山』は地名の青山のことで、現在の東京・青山のことです。

当時、農大は渋谷・常磐松町にあり、この場所というのは現在の渋谷区なんですが、この地に1944年までキャンパスを構えていたんです。

青山ほとりに歌われた内容というのは、この常磐松時代の農大と農業への想いと誇りを、北海道の湯野川温泉付近の曲調を取り入れながら歌われ始めたという歴史があるそうです。

以下、歌詞の概要ですね。

■青山ほとり■

農大生元気あるかい(押忍 押忍 押忍)
苦しき時の父となり
悲しき時の母となり
楽しき時の友となる
いざ歌わんかな 踊らんかな
農大名物 青山ほとり
--------------------------------------

1、青山ほとり 常磐松 そびゆるタンクはわが母校
いつも元気は山をぬく 農大健児の粋をみよ
今日も勝たずにおくものか そりゃ突き飛ばせ 投げ飛ばせ

2、おまえたちゃ威張ったって知っちょるか お米のなる木は知りゃすまい
知らなきゃ教えてあげようか おいらが農場についてこい
金波銀波のうつさまは そりゃ踊りゃんせ 踊りゃんせ

3、農大健児にゃすまないが お米のなる木は知っている
昔も今も変らない 人間食わずに生きらりょか
命あってのものだねじゃ そりゃ惚れりゃんせ 惚れりゃんせ

4、お嫁に行くならお娘さんよ お百姓にしなしゃんせ
難しいことは抜きにして ちょっくら考え御覧(ごろう)じろ
お腹の貧(ひも)じいことはない そりゃ結婚せ 結婚せ

歌詞の意味について

歌詞は一番から4番まであるそうですが、農大生としての粋や誇りを歌詞に盛込まれているのが分かりますね。

特に4番の内容はインパクトがありますよね。

『お腹が空いて困ることはないから、絶対百姓と結婚しろっ!』

ってかなり衝撃的な歌詞だと感じるかもしれません。

当時はなかなか『食』が困難だったでしょう。

そんな背景に自分たちのめーっセージをさらりと盛込む当時の学生たちの気概が感じられると思います。

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大根踊りについて

大根踊りは応援のための踊りであり、その応援歌が『青山ほとり』ということでした。

大根をもって歌いながら踊る!って現在のスタイルは、1932年の関東学生相撲連盟大会から始まったみたいですが、応援団としての初演といわれているのは、1951年11月の渋谷ハチ公前で披露された歴史があるみたいです。

大根をもって踊ればよい!っていうものではなさそうで、踊りにもしきたりがあるみたいです。

大根を両手に持ち、右足左足を交互に前方にしっかりと蹴り上げる。

足は斜め上に蹴りだすのが美しく見える。

ところで。

日本体育大学にも、日体大のシンボルとも言われている『エッサッサ』という伝統的な応援演技があります。

参考記事:

日体大の伝統的シンボル『エッサッサ』とは?!

大根踊りもエッサッサも、現在までしっかりと後輩に引き継がれ、お正月の箱根駅伝大会や各種のスポーツ選手権大会で披露され選手たちに熱いメッセージを送っています。

エッサッサが、日体大に入学した男子全員の課せられる初等過程にたいして、農大の大根踊りは、一部の学生を除き学校として『覚えさせる』しくみは、現在はないそうです。

ですが、今でも飲み会やいろんなイベントや卒業生の結婚式などで、歌い踊られているそうで
やはり大根踊りは農大の『象徴=シンボル』といえそうですね。

ちなみに、青山ほとりの1番の歌詞は、運動や試合中で使われるそうで、結婚式での披露時には、4番を歌うことがテッパンだそうです。

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どうして大根を使うの?

そもそも『大根踊り』はどうして大根を使うようになったのでしょうか?

それは黒の学生服に大根の白と葉っぱの緑が映える事を起源としているそうです。

応援団が大学正式の踊りとする場合と、軽めのイベントなど正式の席ではない場合は
大根以外のビール瓶やペットボトル等を代用するそうですよ。

これが応援といった時には『葉付きの大根』を使うというルールがあるそうです。

当然使い回しが出来ないほど痛むそうなので、使用後は団員たちの食事に供されたり
みていた観客に提供されるそうです。

まとめ

東京農業大学の伝統的シンボル『大根踊り』について調べてみました。

大根踊りは『青山ほとり』という応援歌とセットで演じられることが正式であり、歌われる歌詞も場所によってえり分けされている。

大根踊りの歴史は90年以上あり、日体大のエッサッサはこの大根踊りに対抗して作られたという話もあります。

ともに長い時間を経過して大学の応援風景の名物詞ともいえる存在です。

伝統的なシンボルとして今後も学生さんたちにしっかりと継承して繋げていってほしいと思いました。