今年もブラック企業大賞の声が聞こえてきました。
ブラック企業の『定義』は従業員に対して、労働上でサービス残業や過労を強要したり黙認
したり、社会的責任のあるべきはずの企業のとしての有り方が『問題視』されるチャンピオ
ンを決めるイベントだ。
ブラックノミネートの最右翼は、何とセブンイレブンだった!
今年のノミネートの目玉はなんといってもセブンイレブンが候補となっていることだ。
ご存じセブンイレブン(本社:東京都千代田区)は国内に、16319店舗
を誇る日本最大手のコンビニエンスストアチェーン。
ノミネートの行状は、学生アルバイトを長時間かつ低賃金待遇で使う
『ブラックバイト』が社会的にも物議を醸したことは社会に大きなイン
パクトを与えた。
セブン本部はこの『長時間かつ低賃金待遇』についての発生的責任の
所在は各加盟店の店主に起点があるとの主張している一方で、業界内部
でブラックバイト化が蔓延の元凶は、『見切り弁当販売問題』に見られる
本部から加盟店に対する非道過酷な搾取の結果だとの見方もある。
業界でのリーディングカンパニーであることを考えると、こうしたブラック
バイト問題は、セブンイレブン以外のコンビニチェーンでの定着されていて
コンビニ業界のブラック化を象徴するノミネート企業選出の結果とも思えて
くる。
お馴染みの『アリさんマークの引っ越し社』も堂々のノミネート
アリさんマークでお茶の間でも馴染みの企業である。
起用タレントは赤井英和氏だったと記憶しているが、引っ越し企業として
顧客の荷物への忠誠心や人情味を想起させるCM構成だったと思う。
罪状としては、同社従業員の不当な解雇処分の決定と地裁介入後の手のひら
返しそして同従業員への非道執拗な嫌がらせだ。
同社内の人事採用基準には人種差別・部落民差別と疑われる基準があること
も告発されているというから驚く。
先の不当な懲戒解雇処分を受けた同社従業員の所属する労組の抗議行動に対して、話題と
なったアリさん社幹部たちの恫喝動画である。
以下は、2015年ブラック企業大賞のノミネート全企業である。
1.㈱セブンイレブン・ジャパン
2.暁産業株式会社
3.㈱フジオフードシステム
4.㈱エービーシー・マート
5.明光義塾
6.㈱引越社関東(アリさんマークの引っ越し社)
CM効果もあってか、結構見聞した記憶のある企業がノミネートされている事実に
ドキッとしてしまった。
特に食品産業や教育分野からも選出されている。普通の人の生の生活にも密着感が
感じられるのがとても怖い気がしますね。
もはや日本の企業活動にはブラックの温床の上に成立しているのだろうか?
なお現在、以上のノミネート企業についてWEB投票も実施されているが、現在の
結果は下の表の通りのようだ! 11月28日まで投票受付中。